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ピアノのいろんなハナシ article

ピアノ練習嫌い克服法 中学生

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ピアノ練習嫌い克服法 中学生

 

中学生になってからピアノを習い始めた方で、練習嫌いは滅多にありません。
でも、幼い時からずっとピアノを続けてきた方で、中学生になったら急に練習しなくなる…のはよくある事です。   

環境の変化でピアノの
練習時間が無い

環境の変化で
ピアノの
練習時間が無い

一番の理由は、学校環境の変化です。
中学生活での勉強が小学校時代とは大きく変わり、家庭学習、塾といった学外勉強時間が増える事と部活動とで、在宅時間の減少により「ピアノを弾く時間が取れない」のです。
中学校で目一杯活動して帰宅した時には相当疲労しており、明日の学習準備もそこそこに寝てしまう事も多々出てきます。
中学生になりたての時期は、勉強も、部活も、習い事もと、全部に一生懸命ですが、しばらくすると自分自身の中に優先順位をつけるようになります。

1番が仲間のいる部活動(集団に加わることで自分の居場所を確保する)で、朝練や土日の活動も有ります。仲間意識も含め生活の半分以上が部活動と言っても過言ではありません。特に中学生は親と一緒の時間よりも友人等との仲間意識が強くなるので、ピアノのように個人で孤独な練習をするよりも、皆でワイワイやるのが楽しいのです。
2番が勉強、塾で、試験等で努力が点数化されるため、何とかやるでしょう。
そうなると、最下位になるのがピアノ等の個人レッスンの習い事です。
「やる気はあっても、時間が無い」のが中学生の問題点です。

時間の無い中学生が
ピアノを続ける解決策

時間の無い中学生が
ピアノを続ける解決策

では、解決方法は?
ピアノは毎日練習するのがベストですが、忙しい中学生には1週間単位で練習計画を立てる事をお勧めします。
土日祝日以外に+平日週1日を練習出来るようなスケジュール調整を行いましょう。
具体的にグラフ等を書いてみて、時間管理を自分で目視点検、実行出来るよう計画を立てる事をお勧めします。(たとえ計画実行できなくても)

大事なのは、その計画書を家族、先生にも見てもらい、自己確立の意識を持たせる事です。
「こんな内容では無理…」と思うような計画書であっても、頭ごなしに否定することなく、取り敢えず、1週間試してみようか…位のおおらかさで見守る事です。
指導の先生にもその計画書を見て頂き、その範囲内で出来る程度の練習宿題を出してもらいましょう。親はあくまでも応援者である事が大事です。(計画実行出来ても出来なくとも)

レッスンで1曲2曲進むかどうかよりも、中学生の我が子が自己確立出来るかどうかが重要です。
時には計画書の見直し、変更を経て、自分自身に丁度良いピアノの居場所を定めることが出来るようになったら、親離れ、子離れの時期です。

長廻かおる

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