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ピアノコンクールでの衣裳の選び方

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ピアノコンクールでの
衣裳の選び方

 

ピアノの発表会やコンクールで演奏するのは、日常とは違う独特な雰囲気があります。
発表会などは、それぞれのお教室のカラーがある事でしょうが、コンクールとなると、独特の緊張感と、真剣さ、単に華やかなだけでない厳粛な雰囲気です。

その様な場所で、新品とは言え普段着では場違いな感じを与えます。
特に厳密な約束があるわけではありませんが、一般的な服装をご紹介いたします。

男女別・年代別 衣装の選び方

男女別・年代別
衣装の選び方

ピアノ発表会やコンクールでの衣装を男女別・年齢別に注意点も含めてご紹介します。

A-01 男子の幼児~小学生の場合

A-01 男子の幼児~小学生の場合

短いズボン
ワイシャツ+ネクタイ又は襟付きシャツ
白ソックスに新しいスニーカー又は靴

【注意点】
★ワイシャツの袖が長すぎると、手首が隠れ、審査員に手首に力が入っているように見えることがあります。減点の対象にならないように、袖丈注意!

A-02 男子 中学・高校生の場合

A-02 男子 中学・高校生の場合

中高校の制服
スーツ+ネクタイ

お辞儀までは上着のボタンを留めておき、椅子に座ってからボタンを外すこと。
演奏が終わりお辞儀をする時もう一度上着のボタンを留めるのを忘れないで下さい。エチケットです。
黒シャツ+黒ズボン等衣裳と考え、曲のイメージに合わせる。

【注意点】
★革靴の底がすべってペダルを失敗しないように、日頃の練習時にも、同じ靴を履いて練習しておくこと!

★靴底が厚かったり、硬かったりしてペダルの感覚が鈍くならないように要注意です!

B-01 女子の幼児~小学生の場合

B-01 女子の幼児~小学生の場合

ワンピース
ドレス+白ソックス+靴

【注意点】
★ドレスの丈は長すぎるとペダルを踏む際引っ掛かる事があるので座った状態で長さを調節してください。

★ドレスのスカートを膨らませるためのパニエがついている場合、立っている分には可愛らしいのですが、ピアノの椅子に座ると、パニエでスカートが膨らみ、演奏者がまるで風船のスカートに埋もれているように見える事があります。
結果、演奏姿勢が悪く減点対象になるので、コンクールでは要注意です!

★袖付きドレスの場合、肩が膨らんだパフスリーブ袖は、演奏者の肩に力が入って演奏姿勢が悪く見える事が有りますので、要注意です!

B_02 女子 中学・高生の場合

B_02 女子 中学・高生の場合

中高校の制服
ワンピース
ドレス+高すぎない程度の靴

【注意点】
★制服、特にセーラー服で着丈の短い場合、演奏姿勢が前傾になった時、スカートと上着の背中部分から下着が見える事がないように注意。

★肩を出すタンクトップ型のドレスの場合、お辞儀をする際に胸の谷間がモロ丸見え…にならないように、鏡の前で確認しておきましょう。

★スカート横に深いスリットが入ったぴったりとしたドレスの場合、立ち姿は美しいのですが、ピアノの椅子に座ると、足がむき出しとなり、時には太ももまでもがあらわになる場合が有りますので、ご注意ください。セクシードレスはコンクール審査には不向きです。

ピアノコンクールでの
衣裳の選び方 まとめ

ピアノコンクールでの
衣裳の選び方
まとめ

ドレスアップしてピアノを弾くのは、テンションが上がり、男女共にとても楽しい事です。
演奏する曲のイメージで衣裳を選んだら、実際に着用してピアノを弾いてください。

見た目は素敵でも、演奏しにくいものも有ります。勿論、演奏姿勢が悪く見えるものは避けた方が良いでしょう。

女性の場合、ヒールの靴にも細心の注意が必要です。
ヒールが高く細い場合、立ち姿は美しいのですが、ひっきりなしに踏むペダルを支える支点がぐらついたり、体重の重心が動いたりで、滑って足首を捻挫する人もいます。

また、舞台上を歩く時、コツコツとかん高い音が響き渡る事もあるので(舞台自体が反響版的な効果になっています。)ピアノ以外の雑音を出さないように、くれぐれもご注意ください。

折角、一生懸命練習して来た晴れ舞台なのですから、全ては素晴らしい演奏に結びつくように練習時にドレスアップして、本番用の靴を履いて、ステージをイメージしながら練習しておくことが大事です。



長廻かおる

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