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ピアノのいろんなハナシ article

ピアノの先生に聞いた!
三日坊主の子がピアノを
続けるために必要なことは?

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ピアノの先生に聞いた!
三日坊主の子がピアノを続けるために必要なことは?

 

「ピアノ習いたい!」突然言い出した我が息子。

家族でピアノが弾ける人は誰もいないし、習ったこともない。

元気だけが取り柄の様な息子が「ピアノ!ピアノ!」と毎日のようにピアノコールが続き、とうとう親の方が根負けした…というか、「男でもピアノが弾けるとかっこいいよね」と久々に夫婦の価値観が一致したのだ。

そうして、我が家でも小学2年生の息子にピアノを習わせることにした。

ちょうど家の近所に評判が良いピアノ教室があり、早速レッスンが始まった。

先生に「ピアノの練習は家庭でも毎日練習して下さい。」と言われて、親子ともども「はい!」と大きな声で返事をした。

レッスンがあるたびに『宿題』が出され、親自身はピアノが弾けなくとも、レッスンを聴いているだけである程度は理解でき何とか練習をこなして数週間が過ぎた。

ところが…レッスンにも慣れてきたころ、段々と家での練習が続かなくなってきた。

元気が取り柄の我が息子は、じっと椅子に座ってピアノに向かうことが苦手のようで、気が向いた時は、バンバンと好き勝手なデタラメをふざけて弾いているのだが、肝心なレッスンの曲は面白くないのか、ちっとも練習しない。

心配が的中した。

何にでも飽きっぽい三日坊主の我が息子は早くも「ピアノやめる…」と言い出したのだ。

「自分からピアノ習いたいって言ったよね。」「うん。でも…」

「毎日練習するって約束したよね」「うん。でも…」

息子だけの問題ではない。

夫婦の間でも高価なピアノを購入する際「絶対上手になって、いつかはショパンを弾けるようになるまで頑張ろう!」と言い、ローンを組んだのに、まさに三日坊主…

本人が嫌だというのを無理強いするのも気が咎めるし、このまま辞めるのも何だかもったいない気がする。

ああ、どうしよう…こんなはずではなかった。

と、お困りのご家庭はありませんか?

三日坊主の子が ピアノを続けるために必要な事とは何だろうか?

ピアノの先生に聞いた。

ピアノを続けるためのポイント

ピアノを続けるための
ポイント

ピアノは購入しただけでは弾けるようになりません。

三日坊主ではなくとも、続けることが目的なのではなく、「自分自身で上手にピアノが弾けると」が目的なのです。

目的を達成するにはどうすれば良いのでしょうか?

解決策の一番はピアノ指導者の先生の指導力です。

子供がピアノレッスンで陥りやすい10の原因

子供がピアノレッスンで
陥りやすい10の原因

  1. じっと椅子に座っていられない。
  2. 先生の話を聞いていない。(親の方ばかり見ている。気が散っている。)
  3. 楽譜の読み方等説明されても理解できていない。すぐ忘れる。
  4. 利き手はともかく、左右の手を自分が思っているように動かない。
  5. レッスン中は先生の指示に従えるが、家に帰った頃には忘れている。
  6. 毎回出される『宿題』が本人には難しく、親自身が手伝うこともできず消化不良を起こしている。
  7. 家庭での練習を習慣化させようにも、他の習い事も多くやっているためピアノの時間が取れない。
  8. 子ども自身が親の言う事を聞かない。(自分の世界で満足している。)
  9. 「明日こそやろう」と親子で約束しても、親自身が忙しくて度々練習のタイミングを逃してしまう。
  10. レッスンの前日、親子共々あわてて練習をし、何とか今までは間に合わせてきたが、練習曲が難しくなり親としてはもう限界。

思い当たることはありませんか?

原因解決の為にすべきこと

原因解決の為に
すべきこと

一気に全てを解決するのは無理でも、原因が分かれば一つ一つを解決することは出来ます。

解決方法は原因別によって違います。

我が子の場合は、どれなのかを冷静に考えて下さい。

家庭内での練習状況の見直し

家庭内での練習状況の見直し

まず家庭でやるべき第一歩は、記録を取る事です。

これは、ダイエットをしようと思う人がやることと同じで、今の家庭内での練習状況を洗い出すことが必要です。

最低1週間分のデータを取るのです。

書き方として、○曜日、起床時間、食事時間、登下校時間、帰宅後の習い事の時間、遊び時間、テレビ、入浴、何もしない時間、就寝時間まで出来るだけ細かく書き記してください。

そうした1週間のタイムスケジュール表を持って、ピアノの先生に相談に行きましょう。

こうした時間管理術は理想だけでは無理があり、現実的に施行出来る無理のない範囲で考えることが重要です。

家庭内での練習だから家庭で解決しようとするのではなく、ピアノの先生と一緒に乗り越えていかなくてはなりません。

せっかく子供自身が「ピアノやりたい!」と、興味を持ってくれているのですから、それを実現化する為にどんな手段が有効か?

専門家であるあなたのピアノの先生と腹を割って話し合い、一歩ずつ解決していきましょう。

ピアノを続けるためのポイント

ピアノを続けるための
ポイント

もし、あなたのピアノの先生が、これ等の重要な問題解決を相談したのにもかかわらず、レッスン内容に変化がなかったり、相談に真剣に取り組んでくれない場合、又は適切なアドバイスをくれない場合は、思い切って先生を変える必要があります。

ピアノ上達への道のりは紆余曲折、山あり谷あり、先生の水先案内なしには進めません。

それ故、ピアノ上達に最も重要なのは、良き指導者との出会いなのです。

良き指導者というのは、我が子が上手になるためにあらゆる面で良い指導をしてくれる先生ですよ。



長廻かおる

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